アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告

防災意識に関するアンケート

内閣府によると、昨今は世界各地で自然災害が増加しており、毎年約1億6千万人が被災しているとされています。皆さんも、最近の異常気象や多発する地震から、防災について考える機会が多いのではないでしょうか? 今回は、防災に関する知識・情報の周知度や、災害時、病院などの施設に求めることについてアンケートを実施。さまざまな意見が寄せられました。

アンケート属性
アンケート期間 2019年9月5日~2019年10月4日
有効回答者 1763名
男女比
年齢分布

(1-1)あなたは、お住まいの地域の避難場所を把握していますか。
(1-2)あなたは、お住いの自治体や町内会・自治会などが実施する防災訓練に参加していますか?

自宅の地域の避難場所と避難経路を両方把握している人は全体の41.8%と半数を切る結果となりました。また、住んでいる地域の自治体や町内会・自治会などが実施する防災訓練への参加は、「毎回参加している」人と「時々参加している」人を合わせた比率は約2割にとどまり、「全く参加したことがない」(32.8%)、「防災訓練が行われていることを知らない」(29.0%)がそれぞれ約3割を占めました。

(1-1)避難場所の把握

(1-2)防災訓練への参加

(2)あなたは「避難勧告」と「避難指示」の意味の違いを正しく理解していますか。

『「避難勧告」と「避難指示」の意味の違いを正しく理解しているか』という問いでは、「違うことはわかるが、意味をよくわかっていない」(51.7%)が約半数を占め、「違いを正しく理解している」(37.2%)を上回りました。住民が自らの判断で避難行動をとれるよう、避難勧告等のガイドラインの改定が行われましたが、自治体から発令される「避難準備・高齢者等避難開始」、「避難勧告」、「避難指示」の違いを正しく理解している人はまだ少ないようです。

(3)市区町村から避難をしてほしいという呼びかけがあった場合、あなたはすぐに避難をしますか。

次に「市区町村から避難をしてほしいという呼びかけがあった場合、あなたはすぐに避難をするか」という設問では、一番多い回答は、「呼びかけに関わらず自分で状況を判断して避難する」(21.7%)でした。つづいて2番目に多い回答は「避難指示が出たら避難する」(19.4%)、3番目は、「避難勧告が出たら避難する」(15.1%)でした。自主避難~避難指示といった『呼びかけで動く人』は56%、『自分や家族、近隣住民の動きで判断する人』は37%となり、避難行動は、『呼びかけで動く人』と『自分や家族、近隣住民の行動で判断する人』に大きく分かれているようです。

(4)もし、あなたやあなたの家族が、入院中もしくは介護施設に入所していた場合、自然災害時に不安に感じることを教えてください。

入院中・入所中の家族がいた場合の不安点は、「病院、施設の倒壊・破損」(55.8%)、「電気・水道などのライフライン」(55.1%)、「入院患者や入所者の避難」(48.6%)が上位の回答となり、『家族の命が守られているかどうか』という点に不安を抱いています。つづいて、「安否確認の連絡手段」(39.0%)、「食事や衣料などの生活物資」(34.8%)、「災害時の混乱による治療への影響」(33.9%)という『被災中の生活や体調(病状)の不安』が3~4割と多い回答でした。過去にない自然災害が多く発生している昨今、家族の不安は尽きません。医療機関や介護施設は、災害対策を家族に説明することも、より重要になってきているのではないでしょうか。

その他

  • 避難先までの移動手段があるのかが心配
  • 薬の在庫が切れてしまわないか不安
  • 入院や入所施設の職員の避難に対する人的要因
  • など

(5-1)災害対策として医療機関に求めることを教えてください。
(5-2)災害対策として介護福祉施設に求めることを教えてください。

防災対策として求められていることは、医療機関、介護福祉施設ともに、「市区町村との連携強化」が最も多い回答でした。2、3番目も連携強化を望む声が多くあがっており、これは病院同士、介護施設同士という『同業の連携』にとどまらず、医療、介護の垣根を超えた『病院、介護施設の相互の連携』も上位にあがりました。

(5-1)医療機関に求める防災対策

その他

  • 自分たちで出来るような応急処置の冊子
  • 非常用電源の常備
  • 水の確保
  • 薬剤の備蓄
  • 患者家族も含めたメンタルケア
  • など

(5-2)介護福祉施設に求める防災対策

その他

  • 車椅子のスペアを保管する。一般家庭に対して貸し出しをお願いしたい
  • 非常用電源の常備
  • 入所者へのメンタルケア
  • 医療施設や医師も少ない今、軽傷の地域住民の受け入れをしてほしい
  • など
最近頻発する自然災害の影響で、防災の関心は高まっていますが、「避難場所と避難経路の把握」や「自治体から発令される避難情報の理解」は完全に浸透しておらず、災害時に正しい避難行動をとれる人はまだ少ないのが現状です。医療機関、介護福祉施設に対しては、入院患者・入所者の身を守るための災害対策を施し、家族の人に安心を与えることが求められています。"また、災害時には「市区町村との連携」や「同業同士の連携」だけでなく、「病院、介護施設の相互の連携」という要望も多く、地域に貢献する災害拠点として、機能を"最大限に発揮することが期待されています。

「防災意識」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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