アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告

がん検診に関するアンケート

日本人の死因原因の第1位である「がん」。がん治療には早期発見が第一ですが、厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、がん検診の受診率は平均して約3~4割にとどまっており、欧米諸国と比較しても非常に低い数値となっています。今回のアンケートでは、がん検診の受診状況、がん検診を受診しない理由や検査キットへの利用意向をお聞きし、がん検診率を向上させるためには、どのようなアプローチが必要なのかを探りました。

アンケート属性
アンケート期間 2019年11月5日~2019年12月4日
有効回答者 1539名
男女比
年齢分布

(1-1)あなたは、この1年間に以下のがん検診を受けましたか。当てはまるものをすべて選んでください。
(1-2)【がん検診を受けた人向け設問】がん検診によって、がんが発見されましたか。

この1年間にがん検診を受けたことがある人の比率は5割弱(46.5%)。具体的な種類は、「子宮頸がん」、「胃がん」、「乳がん」、「大腸がん」がほぼ同じ割合(全体の約2割の人が受診)で並びました。また、がん検診を受けた人に、がんが発見されたかどうかをたずねたところ、「精密検査を受けてがんが発見された」と回答した人は3%(※)という結果でした。
※アンケート回答者によるものであり、検診によるがんの発見率とは異なる水準と思われます。

(1-1)がん検診の受診状況

(1-2)検診におけるがんの発見

(2)がん検診は、がんの早期発見・早期治療につながる重要な検査だと思いますか。

がん検診は、早期発見・早期治療につながる重要な検査であるか、という設問では、「そう思う」(71.7%)が7割を超え、「どちらかといえばそう思う」(21.8%)を含めた肯定的な人の比率は9割を超えました。がん検診の重要性を認識している人は非常に多い結果でしたが、それに比べて前述の検診の受診者は5割弱にとどまり、やや少ない印象です。

(3)【がん検診を受けていない人向け設問】この1年間にがん検診を受けていない理由で、当てはまるものをすべて選んでください。

がん検診を受けない理由の上位は、「お金がかかる」(36.3%)、「自覚症状がない」(33.3%)、「日時が合わない、忙しい」(22.4%)でした。費用負担は各種医療制度を活用することで最小限にとどめることができ、今後さらなる制度の周知、利用促進が必要でしょう。また、「自覚症状がない」という理由については、がんが進行していない段階での発見が早期発見、早期治療につながるということを知ってもらうため、思い込みや誤解を正す施策が望まれます。多忙で時間を割り振ることができない人は、生活の中で検診の優先度を上げる意識の醸成が必要であり、手間のかからない検査であることを普及・啓発したり、自宅での検査や簡易検診などの活用などが対策として考えられます。

その他

  • 病院のたぐいが苦手
  • 行くのが面倒
  • がん検診を受けようという意識やきっかけがほとんどない
  • 持病があり通院しているから
  • 健康診断を、毎年受けているので
  • 妊娠中だったから
  • お金がかかる
  • など

(4)自宅で自分で簡単にがんリスクの検査ができる、有料のキットがあります。あなたは利用したいと思いますか。

自宅で簡単にできる有料検査キットを「利用したい」と回答した人は約半数(49.8%)を占め、「利用したくない」(17.0%)を上回りました。ただし、「わからない」という回答が約3割を占めており、利用したい人と利用を躊躇している人は二分しているといえます。

(5-1)【がん検査キットの利用意向者向け設問】利用したい理由をお答えください。
(5-2)【がん検査キットの非利用意向者向け設問】利用したくない理由をお答えください。

がん検査キットを利用したい人の理由は、「手軽だから」(76.8%)が約8割と最も多く、2番目には「早期発見につながるから」(49.8%)がつづきました。一方、利用したくない人の理由は、「検査の精度に不安や疑問があるから」(43.9%)、「お金がかかるから」(39.3%)、「ひとりで行うことに不安がある」(38.5%)が4割前後で上位の回答でした。

(5-1)利用したい理由

その他

  • 健康管理には早く知ることが重要だから
  • 何もしないよりはいいと思う、気になる結果が出たら受診のきっかけになる
  • 好きな時間に受けることができるのが魅力的。
  • 簡易検査なら受けるハードルも下がり痛みがなさそう
  • 相手がお医者さんとはいえ、胸や膣を見られるのは恥ずかしい
  • など

(5-2)利用したくない理由

その他

  • かかりつけ医がいるから
  • 専門機関で検査する方が信用できるから
  • 間違って見逃した場合のリスクが大きすぎるから
  • 痛みを伴うのが嫌だから
  • など
がん検診が「早期発見・早期治療につながる重要な検査である」と思っている人は9割を超える一方で、がん検診の受診者は5割弱にとどまっています。がん検診を受けない理由は、「お金がかかる」、「自覚症状がない」、「日時が合わない、忙しい」が上位で、今後これらの課題への対策が必要です。その中で、がん検査キットの利用は、「費用の問題」や「自分で検査することの不安」など、クリアすべき問題はありますが、多忙な人向けには、手軽に実施できることを訴求することで、検診への意識を高め、受診を促進するには有効だと思われます。

「がん検診」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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