毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「ステイホーム」が叫ばれた2020年。長い期間家の中で過ごすことに対し、多くの人が疲弊を感じた年だったかもしれません。また「コロナ失業」「コロナ婚」など、コロナが人々の生活に及ぼす影響をひとつの単語にした言葉をよく聞くようになる中、健康面では「コロナ太り」という言葉が流行しました。人々の運動量や食事にも大きな影響を与えたコロナ。今回は、コロナ禍における皆さんの健康管理についてアンケートを実施しました。
アンケート属性 | |
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アンケート期間 | 2020年11月5日~2020年12月4日 |
有効回答者 | 891名 |
男女比 | ![]() |
年齢分布 | ![]() |
新型コロナウイルスによって健康に対する意識が変わった人は多く、「とても変わった」と答えた人全体の25%を占めました。「やや変わった」(46.4%)を含めた「意識が変わった」人は7割に達し、新型コロナウイルスの感染への不安とともに健康に対する意識が高まっている結果となりました。
(1)健康に対する意識の変化
次に、外出自粛期間中の運動の機会や頻度の変化をたずねたところ、「減った・しなくなった」人は2割を占め、「増えた・するようになった」(14.8%)よりもやや多い結果となりました。(もともと運動やスポーツをしていない人は約4割、変わらずに運動している人は約2割でした)運動の機会や頻度が増えた(運動をするようになった)理由は、「運動不足改善のため」(54.5%)と「体重が増加したから」(53.0%)が5割を超え上位を占めました。コロナ禍で外出が思うようにできない中、運動不足に陥る人が増えていることをあらわしています。
(2-1)流行後における運動の機会、頻度の変化
(2-2)運動の機会、頻度が増えた(運動をするようになった)理由
次に、食生活の変化はどうなったかたずねたところ、変わっていない人が7割弱と最多ですが、その一方で『健康的な食生活に変わった』人が全体の25%を占めました。外食の機会が減少していることや運動不足、体重増などの懸念によって、食生活の面においては健康志向が高まりつつあると思われます。
(3)食生活の変化
では、外出自粛期間中におけるストレスの感じ方についてはどうなったでしょうか。ストレスを「強く感じるようになった」(19%)人は約2割を占め、「やや強く感じるようになった」(44%)を含め、強く感じるようになった人は全体の約6割となりました。理由は、「自分や家族がウイルスに感染することへの不安」(66.1%)が最も多く、次に「外出自粛により思うように外出できなくなった」(52.8%)がつづきました。これら以外にも「外出自粛によるイベントなどの中止」(33.6%)、「在宅期間が増えたことによる家庭内のストレス」(22.2%)、「収入減や失業などへの不安」(21.1%)など、理由は様々で、仕事や家庭、プライベート、趣味など生活のあらゆる面でストレスを感じるようになっています。
(4-1)ストレスについて
(4-2)ストレスを感じるようになった理由
その他
運動や食事以外の傾向に対する意識の変化は、「手洗い・うがいを徹底するようになった」(58.4%)、「消毒や除菌に敏感になった」(49.2%)、「感染症のリスクや予防に関する情報を集めるようになった」(43.9%)が上位の回答で、感染予防に対する意識が強くなっています。感染対策は必要ですが、過剰な意識は精神的な負担増につながる可能性もあり、情報については時には距離を置いてみることも大切でしょう。
(5)その他健康に対する意識や行動の変化
その他